どんな会社にも繁忙期はやってきます。有限会社ル・フェステの繁忙期は3月~5月のゴールデンウィーク明けごろまでです。その時期はスタッフ総出でその業務に取り組んでいます。では、そのスタッフ総出で行う仕事とは・・・一体どんな仕事になるのでしょうか?
有限会社ル・フェステでは栃木県内の実習科目のある学校の実習着の注文を請け負っています。対象となる学校は私立高校、県立高校、大学、専門学校です。各学校の実習着のご注文が重なるため3~5月が繁忙期となり納品に向けた作業をスタッフ総出で行います。
その学校の実習着の注文の請負となると、仕入れだけ?と思われるかもしれませんが、そうではありません。生徒様1名ごとのサイズの採寸、それに伴う商品の発注、個人名の刺繍、ズボンの裾上げ加工も全て自社工場にて行います。さらに、最終的には生徒様ごとにそのアイテムを揃えて袋詰めも行います。その学校の生徒様の手元に問題なく実習着が届き、しっかり着用して実習に臨めるようにする、これが有限会社ル・フェステの繁忙期に行っている主な業務にあたります。
それでは主な作業がどのように行われるかご説明しましょう。まず採寸ですが、早い学校では3月5日~制服や実習着の採寸が開始されます。合格発表日、オリエンテーション日、その後は4月の入学式以降に行います。3月のオリエンテーション日は5校ほどの採寸が重なるため、スタッフ総出で各学校へ向かい、一気に採寸を行います。その時は弊社のスタッフ1人につき2~5人のアルバイトが付きます。そのメンバーで学校で実習着が必要な生徒様の採寸を行います。まるで毎年恒例の会社の大イベント、お祭りが始まったような感覚です。
さらに、採寸では熟練のセンスが発揮されます。1年生から3年生になるまで着用していただく作業の服なので、入学時の採寸の際には実際のサイズより大きめのサイズをオススメしています。その生徒様のおおよそのサイズを見定め、生徒様や同伴される保護者の方にお話しをお伺いすることもあります。お客様の意見と熟練のスタッフのセンスでサイズを決めていきます。
その学校の採寸が完了したら、その作業着をメーカーに発注して商品を取り寄せた後に、有限会社ル・フェステの自社工場で加工を行います。主に、個人名の刺繍、ズボンの裾上げです。それを1クラス分行います。
例:
1クラス40人 長袖ブルゾン、半袖ポロシャツ、ズボンの3アイテム
1アイテム1人1着ずつだった場合
行う加工は個人名刺繍、ズボンの裾上げ
単純計算すると 40人×3アイテム刺繍=120枚刺繍
ズボンの裾上げ 40人分×1アイテム=40枚加工
約160枚分の加工や刺繍を行います。
同じ学校でも科によって使用アイテムが異なります。もし上記例を5科分行った場合、刺繍だけでも120枚×5科=600枚を刺繍することになります。上記例は3アイテムの場合ですが、使うアイテムが多い科の場合5~6アイテムあり、全て個人名を刺繍する場合がほとんどです。
これを各学校の授業日程に合わせて納品を進めていくので、有限会社ル・フェステの工場はフル稼働です。さらに新年度なので、一般のお客様からのご注文も重なる時期で、企業様やスポーツチームのグッズなどの注文も入ります。
この時期、納期について、通常2週間で設けている納期は、3~5月前半の期間は3~4週間をお願いさせていただきます。それは加工方法により作業期間がことなりますので、お早目のご注文とご相談をお願いいたします。
営業担当:028-657-8111