作業服や空調ベストがエコ素材に変わっていく
2月8日に2024年春・夏のメーカー展示会に行ってきました。どのメーカーも春と夏に向けたこだわりの商品を存分に披露されていました。その中でも、こだわりを強く感じたのは、「エコ素材を使用した作業服」と暑い季節に活躍する「熱中症対策アイテム」でした。
年2回開催されるメーカー展示会
主に2日間の開催で、会場は東京の神田や亀戸、日本橋など各メーカーの本社ビル内やイベントスペースで行われています。
メーカー展示会はそのシーズンの傾向や情報などをいち早く取り入れられる場です。
メーカーの自信作、最新作が見ることができるとあって、おなじみのイベントではありますが、毎回わくわくしながら向かっています。今回は営業2名、ショップのスタッフ1名、広報1名で訪問しました。
エコ素材を使用した作業服
SDGsに取り組む企業が格段に増えた昨今。もちろん作業服メーカーもSDGsという言葉に敏感になってきました。
作業服を作る企業のアイテムにもエコ素材を使用したアイテムはたくさん生まれてきています。むしろ、作業服を扱うメーカーで、エコ素材を扱っていないメーカーはないといっていいほど、どのメーカーもエコ素材を使った独自のアイテムを発表しています。
今回も、エコ素材を打ち出した展示を行っているメーカーはたくさんありました。
その中で印象深かったのは、以前に比べエコ素材を使用した作業服のカラーバリエーションが豊富になったことです。
以前は、エコ素材を使用した作業服というとアースグリーンやアースカラーなどの落ち着いた色合いのイメージが強かったのですが、現在では鮮やかなブルー、オレンジや赤などさまざまなカラーバリエーションで、エコマークの付いた作業服が登場しています。
これは、さまざまな業種のニーズに合わせ、取り入れてもらいやすくするための作業服メーカーの企業努力が見てとれました。
熱中症対策にもプラス「エコ」
春夏展示会の定番といえば熱中症対策アイテムの紹介です。熱中症対策の強い味方「空調ベスト」。外作業の人向けに作られたイメージが強い服ですが、今回あるメーカーでは食品を扱う業種向けの空調ベストの展示がありました。たしかに、夏場はいくら空調の効いた室内、厨房内だとしても、火を扱っていた場合、身体は暑くなります。そのような人にも目を向けた商品を開発していることに驚きを覚えました。そして、これまでありそうでなかった「エコマーク」のついた空調ベストも展示されていました。
エコマークが生む影響
今回の展示会で有限会社ル・フェステのスタッフ一同が注目したアイテムは、「エコマーク」のついた空調ベストです。
こちらを展示していたメーカーの担当者にエコマーク付きの空調ベストについてヒアリングをしたところ、SDGsに関心がある官公庁・自治体・民間企業から「待っていました!」と言わんばかりにお問合せが増え続けているそうです。
これは、SDGsに多いに関心を持つユーザー様が、エコ素材が使われていなかったために、空調ベストを取り入れられずにいた現状を大きく変えたということになります。そのような団体、機関、企業も大手を振って使うことができるようになったということです。これはよりたくさんの人の命を守る、大変すばらしい変化だと思いました。
まとめ
単純にエコ素材を使用した商品が増えたのはもちろん、もともとエコ素材を使用した商品だったものも、よりユーザー目線に立ち、自由度の高いものを提供しようとする各メーカーの目の付け所がおもしろいなと感じました。
さらに、空調ベストにもエコ素材を使用するという、大きく進歩を遂げた作業服が発達することで、よりたくさんの人が夏場安心して作業ができるようになると考えます。作業服はただの被服ですが、作業環境の改善に繋げることができます。快適に効率的に作業を行えること。また、命を守るという重要な役割があると改めて感じました。
毎回展示会に訪問する度、各メーカーの進化を感じます。それらを見ることで我々も日々情報をアップデートします。
今回展示会に訪問したメンバーは、常に情報発信の役割がある者たちです。そんなメンバーから発信される最新情報を楽しみにしていてください。
代表:028-657-8111