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展示会で気になった“通気性素材”
2026年春夏のメーカー展示会では、空調ウェアや熱中症対策アイテムと並び、素材そのものの通気性を高めた作業服が多く紹介されていました。
近年は、単なる「暑さ対策」ではなく、酷暑とも言える夏の作業環境にどう対応するかが大きなテーマになっています。
その中で、複数メーカーが採用していた素材が
**東レの「シャミラン®」**です。
今回の展示会では、
- ビッグボーン
- TS DESIGN
といったメーカーが、この素材を採用した新商品を展開していました。
4社のブースを回った中で、2社がこの素材を採用しており、通気性素材としての注目度の高さを感じました。
東レの快適素材「シャミラン®」とは
シャミラン®は、東レが開発した通気性と軽量性に優れたポリエステル素材です。
特殊な糸構造により、生地内部に空気の通り道を作り、衣服内の空気を効率よく循環させることで蒸れを軽減します。
展示会では、ビッグボーンの担当者から生地構造についての説明もありました。生地を自然光に透かすことで、織り構造の密度と通気性の関係を分かりやすく説明してくれます。
この構造により、
- 軽量
- 高い通気性
- 快適な着心地
といった特徴を持ち、近年は作業服素材としても注目されています。

シャミラン素材の作業服
今回の展示会では、複数メーカーがシャミラン素材を採用した商品を展開していました。その中でも、特徴的な展示をしていたのが次の2社です。
- ビッグボーン
- TS DESIGN
同じ素材を採用していても、メーカーごとにアプローチが異なる点が興味深いところでした。
ビッグボーン|通気性の実証実験
ビッグボーンのブースでは、シャミラン素材の通気性を体感できる実証実験が行われていました。
専用の風量装置を使い、生地にどれくらい風が通るのかを体験できる仕組みで、実際に手をかざすと空気が通る感覚を確認することができます。

さらに、生地を自然光にかざし、織り構造の密度と通気性の関係を説明するデモも行われていました。

生地を光に透かしてみると、織りの構造が視覚的に分かりやすく、通気性の高さが理解できます。
ただし、メーカーの説明ではデメリットについても触れられていました。
通気性を重視しているため、透け感がやや強いという特徴があります。そのため、
- トップスはインナーの色に注意
- ボトムスは濃い色がおすすめ
といったアドバイスもあり、実際の現場での着用を想定した説明が印象的でした。
アイテム詳細
EBA6017シリーズ
高い通気性とドライタッチ
- EBA6017 長袖ジャケット
- EBA6018 半袖ジャケット
- EBA6015 長袖シャツ
- EBA6012 シャーリングパンツ
- EBA6014 シャーリングカーゴパンツ
EBA6297シリーズ
超ドライタッチ・超軽量
リサイクルストレッチウェア
- EBA6297 長袖ジャケット
- EBA6295 長袖シャツ
- EBA6292 シャーリングパンツ
- EBA6294 シャーリングカーゴパンツ
TS DESIGN|機能素材と耐久性の両立
TS DESIGNでも、シャミラン素材を使用した新商品が紹介されていました。
TS DESIGNの特徴は、単に通気性の高い素材を採用するだけでなく、現場での耐久性まで考慮した製品設計にあります。
一般的に、通気性に特化した薄手の素材は軽くて涼しい反面、
• 引っかかり
• 摩耗
• 破れ
といったリスクが生じる場合があります。
TS DESIGNではこうした課題を踏まえ、東レのシャミラン素材をベースに耐久性を考慮した独自仕様の生地として商品展開を行っています。
その結果、
- 通気性
- 軽量性
- 作業服としての耐久性
をバランスよく両立したシリーズとして紹介されていました。
機能素材とデザイン性を融合させた、TS DESIGNらしいアプローチと言えるでしょう。


アイテム詳細
シャミランバイオライトフィックス使用
- 7706 ジャケット
- 7705 長袖シャツ
- 77051 プルオーバー
- 7704 カーゴパンツ
- 7702 パンツ
シャミラン素材のメリットと注意点
展示会での説明や実際の生地を見た印象から、シャミラン素材の特徴を整理すると次のようになります。
メリット
- 高い通気性で蒸れにくい
- 軽量で身体への負担が少ない
- 酷暑環境でも快適性を保ちやすい
通気性と軽量性に特化した素材のため、作業内容によっては注意が必要
- 引っかかりが多い作業
- 摩擦が多い現場
などでは、生地へのダメージが生じる可能性があります。そのため、現場環境に合わせて素材や仕様を選ぶことが重要になります。
シャミラン素材はこんな現場におすすめ
シャミラン素材は、特に次のような現場で快適性を発揮しやすい素材です。
- 屋外作業
- 建設現場
- 物流業務
- 倉庫作業
- 工場作業
暑さの厳しい環境での作業では、衣服内の空気を循環させる通気性素材が快適性を大きく左右します。
酷暑環境が続く近年、こうした素材選びは作業効率や安全対策にも関わる重要なポイントになっています。
まとめ|夏の作業服選びの新しい選択肢
2026年春夏の展示会では、空調ウェアなどの熱中症対策アイテムだけでなく、素材そのものの通気性を高めるアプローチも増えていると感じました。
今回紹介したシャミラン素材も、そうした流れの中で注目されている素材の一つです。
ル・フェステでは、カタログのご案内やサンプル手配なども可能ですので、
- 夏用作業服を検討している
- 通気性の高い素材が気になる
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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