一般販売のリクエストも、栃木県から依頼のいちご一会とちぎ国体オフィシャルジャンパー
有限会社ル・フェステには、通年を通してたくさんの被服・アパレル系のご依頼が来ます。県内や市内はもちろん、時には県外や海外からのご依頼、こだわりの詰まった注文内容など、さまざまなご依頼をいただきます。どのご注文にも弊社では親身になって取り組みます。そんな弊社でのご依頼への事例紹介をしていきます。
イチゴをイメージしたオフィシャルジャンパー
イチゴをイメージした『いちご一会とちぎ国体』の栃木県オフィシャルジャンパーを作成させていただきました。
このお話は、栃木県国体局様が2020年10月の中頃にオフィシャルジャンパー作成の公募を開始したところから始まります。 有限会社ル・フェステでは、この公募に向けて事前準備を進めていました。2020年11月にプレゼンを行い、11月中に栃木県国体局様から作成依頼のご連絡がありました。その後、栃木県国体局様と有限会社ル・フェステで約8カ月をかけて作成し、2021年6月に無事納品をすることができました。
このいちご一会とちぎ国体オフィシャルジャンパーは緑と赤でイチゴをイメージ、そして背面の白い部分にはスポンサー様のロゴを入れられるスペースを設けました。
この商品は、岡山県を本社に持つ「三愛」というメーカーからの提案でした。
ジャンパーの一番の特徴として、腕を取り外しすることによってベストにも変わるというところです。第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会は主に2022年10月から開始でした。
今振り返ると、まだまだ暑さが残る気候でしたので、環境に応じて着方を変えられるようにできるこのアイテムを選んだことは正解だったと思います。
お客様と何度もすり合わせをしたジャンパーのカラーリング
ここで一番大変だったのは、カラーリングでした。有限会社ル・フェステが提案したデザインは主に黄色と黒をベースにしたデザインでしたが、やはり栃木県をイメージするイチゴをイメージしたデザインにしてほしいと栃木県国体局様からの要望がありました。そのイチゴを表現するにあたり、赤と緑の配色を重要視しました。
今回の加工方法はフルカラーの昇華プリントです。ジャンパーに使う素材はポリエステルです。印刷したポリエステル生地はパソコンの画面上で見た色と、昇華プリント後の出来上がりの色が違うものになります。そのご希望のイチゴカラーを表現するために、栃木県国体局様の担当の方と弊社の担当とで、何度も打ち合わせを重ねました。
今回のいちご一会とちぎ国体オフィシャルジャンパーで使われた「とちまるくん」のデザインも有限会社ル・フェステで作成させていただきました。
栃木県のマスコットキャラクターといえばとちまるくんです。
しかし第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会、この2つの大会全体を表現しているとちまるくんのデザインがなかったため、有限会社ル・フェステで作成することにしました。
栃木県国体局様からのデザインイメージは第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会の2つの大会が一緒に開催されていることがわかるようなデザインが良いとご要望いただきました。
通常トーチは1人1本で持っているイメージですが、2人のとちまるくんが1つのトーチを掲げているデザインにしました。2人のとちまるくんに1つのトーチを持ってもらうことで2つの大会が一緒に行われている・お互い支えあっているということを表現したデザインにしました。
このとちまるくんのデザインは一発でOKをいただきました。有限会社ル・フェステはこれまで様々なキャラクターデザインや大きなイベントの公式グッズデザインなどの作成実績があり今回のデザインもその経験が活かされる形となりました。
約8カ月をかけて作成したオフィシャルジャンパーは大変好評で一般の方からのお問い合わせもあり、急遽スポンサーロゴが入っていないレプリカの販売も期間限定で行うことになりました(現在は販売しておりません)。
完成品を見る際に、県の方から「本当にいいものができて良かった」と安堵のお声をいただきました。お客様がご希望する商品をつくるために、最後まで親身になって取り組んでいきます。Tシャツやユニフォームなど、こだわりのあるアイテムのデザインや印刷もお客様がご納得いくまで取り組みます。お気軽にご相談ください。
営業担当:028-657-8111